座間市の冬の防災訓練週間となりました。
2022年から座間市とざま災害ボランティアネットワークの協働事業として取り組んできています1月23日 午前11時に全市いっせいに行われます「座間市いっせい防災行動訓練(ShakeOutプラスワン・2023 in ZAMA)に合わせて、毎年1月17日 戦後最大の都市型災害となった1995年1月17日「阪神淡路大震災」を忘れないないようにと取り組んできています、「ぼうさいカフェ」が行われます。
今年は、1月16日(月)から19日(木)
10時から16時(最終日15時30分)
会場は、座間市役所 1階 市民サロン
奇しくも、今年は1923年9月1日11時58分に当時の東京府を中心に発災した「大正関東大震災」から100年を迎えます。
東京府をはじめ神奈川県下全域、静岡県東部、茨城県、埼玉県、千葉県へ被害をもたらした最悪の地震災害でした。多くの方は、東京府本所陸軍補給廠跡に避難した市民の家財道具から始まった「火災旋風」による被害の大きさに目をとらえられています。しかし、震源地は相模トラフから丹沢山塊地下へ動き、相模灘小田原沖へと動いたというのが最近の知見です。つまり、神奈川県全域で大きな被害が出ていることを忘れている向きもあります。
横浜市は壊滅的な被害を受けて太平洋戦争で爆撃を受けたような感じの焼け野原になってしまいました。箱根、湘南海岸、馬入川での列車転覆、鎌倉市の神社、寺院はことごとく被害を受けています。
皆さんが今、何事もなく歩いている「山下公園」そのものは、横浜市の震災瓦礫の上に作られているのです。
幸いに、高座郡座間村は当時は、八王子街道筋に街並みがあった人口5千余人の村でした。しかし、相模川沿いに発展した街並み(四谷、新田宿、中河原など)では「液状化現象」によって約50%の家屋が約3尺(1m)まで家々がもぐってしまうなどの被害が出ている記録があります。
座間市では教育委員会生涯学習課史編さん課が中心となり、昭和59年12月に「座間の語り伝え」第11集 外編2 関東大震災という本にまとめました。これは、市内でこの地震を体感した古老たちの体験談を中心に座間村に残されている記録などをまとめた書籍です。
今回の「ぼうさいカフェ」では、当時の記録からかいつまんだ記録、地図並びに県内各所の被災写真などを展示することにしました。そして、私たちはこの地震被害から何かを学ばなければならないと思い、常日頃の諸活動の中で訴え続けている「備え」の大切さを愚直に伝えたいと思っています。
相模トラフが元となって起きた地震のサイクルは、200年から250年に1度程度発災しています。しかし、この歳月の中では、M7クラスの地震がほぼ周期的に起きていることは周知の事実です。
いま、国、県、市が警戒している地震いわゆる「首都南部直下地震」の発生の確率は、30年スパンで70%を超えています。この70%超という数値は、とんでもなく警戒をしなければならない数値です。人が交通事故にで負傷する確率は12%、死亡する確率は0.084%、空き巣狙い(1世帯当たり)1.2%という確率から見ても非常に警戒すべき数値だと思います。
これらのことから、「生き残らなければ何も始まらない」とういテーマを掲げて取り組んでいる座間市での市民の方へより強い備え広げる取り組みのための展示を行います。
また、1日2回程度、最近発見された関東大震災地震の被害動画(弁士・音楽つき)を上映する予定です。
この動画を見ると、マグニチュード8という地震の怖さと、被災後の哀れさを感じて頂きたいと思います。
座間市は高齢化率が高くなっています。しかい、市民の方々は、自分の若き時のパワーを記憶しているために「救助・救出」ができるというイメージを持たれています。それは大事な心構えですが、実際座間市が求める力は、「受援力」であることを認識していただきたいと思います。
国、県は「自助」➡「共助」と言っていますが、皆さんも周囲を見渡して、「共助」が成り立たなくなっていることを感じていると思います。私たちは、「自助」➡「隣助」(向こう三軒両隣)を固めるのが精いっぱいだと考えています。ぜひ、お隣同士、向かい同士の絆を切らないようにしてほしいと思っています。
寒い中ですが、ぜひ、ご来場をお待ちしています。
災害時‼ 怪我した人には、とにかく応急手当‼
今回のまちなか防災塾は、緊急時の応急手当を学びます。ぜひ、お誘いの上で参加してください。
日 時:令和4年10月9日(日曜日)
会 場:サニープレイス座間 講習室
受講料:無料
持ち物:タオル・飲料水
応募方法:案内チラシをダウンロードしてORコードで申し込んでください。
定員は20名です。
なお、オミクロン感染防止策を取って行いますので手指消毒・マスクの着用をお願いします。
災害の時のみならず、私たちの生活環境の中には「危険がいっぱい」です。
転んだり、ぶつかったり、切ってしまったり・・・
平時ならば、
➀「怪我した人がいます。誰かお手伝いしてください」
②「〇〇さん。119番に連絡して救急車をよんでください。
③「△△さん。救急用品はありますか? あったらもっていてください」
④「皆さん、ハンカチやタオル、スカーフなどお持ちでしたら貸してください
というようにテキパキと負傷者に対応できると「恰好いいですよね」。
先ずは、安全な場所への移動ですね。洋服な等の着衣が汚れるかもしれませんが、何人かの方の手を借りて少しでも安全な場所に異動させます。その時、あなたはいつでも負傷者に対応出来る備えがあれば、清潔なタオルを取り出して止血をします。出血は「赤い血」が出るので、救助者も慌ててしまいますが、何よりも血液に触れないようにしながら傷口をタオルで強く押す「圧迫止血法」ことで出血を少なくすることができます。
このような、緊急時の傷病者への対応の技術を学ぶ実技講座です。
災害時では、何を考えたら良いと思いますか?
正規の応急手当て用のグッズが無ければ・・・どうしますか?
道端で倒れてしまった人をどのようにして移動させるのでしょうか?
一緒に考えてみましょう。今回は、胸骨圧迫・AEDの使用法はしません。
永らくお待たせしました。
「まちなか防災塾」の、市内巡回講座です。
今回のテーマは、突然襲って来る「地震」「噴火」などの災害への対策です。
日時:2022年9月25日(日曜日)
10時から11時30分 受付開始:9時45分
会場:座間市小松原コミュニティーセンター
大ホール(小松原1-45-14)
受講費:無料
募集人員:30名(先着)
新型コロナ感染症防止指針に沿って行います。手指の消毒・マスクの着用をお願いします。
https://www.city.zama.kanagawa.jp/www/contents/1599466980772/index.html
申し込み:下記チラシをダウンロードしてQRコードまたは、メールでお申し込みください。
私たちは、多くの方に、「オタクは災害の備えはできていますか?」とお声をかけますと「大丈夫です」と言って小走りに去って行く方が多く見てきました。私たちは、このような方のこと「大丈夫症候群」と呼んでいます。
大丈夫だと思うのは、「その時まで」です。
近年、大規模地震の発災の危険性が言われています。「あんなのは学者のたわ言だ」といわれる方がおられます。
本当でしょうか?
驚くのは、「緊急地震速報」を「揺れてから鳴らせ」という方がいることです。
私たちは不安でなりません。
「もっと真剣に考えなければならないと思います。
「鳴ったけど、来なくてよかったね」という気持ちで命を守ってください。
個々人が命を守らなければ、誰も守ることはできないのです。これを「自助」と呼びます。
災害が発災して、その時に、後悔しないことが「備え」の原点です。
皆さんにお聞きすると、食料は大丈夫。水も大丈夫でお終いです。大切なものを忘れています。なんでしょうか?考えてみてください。
「避難所へ行けば水や食料貰えるのですよね・・・」というお話を聞くと「悲しく」なります。悲しまないためにも、一度この講座を受講してください。
避難所は危険な場所です。ある程度覚悟をしてこなければなりません。避難所は「バリア・アリー」の場所です。何よりも制限された中の生活を皆さんで守ってゆかなければなりません。
このようなことにならないためにも、まず最初はお家の耐震性を高めなければなりません。
そして、家具などによって被害を受けないようにすることが大事です。
ぜひ、お誘いあわせで受講してください。
私たちは、地球人です。
その土台となる「この星」をあらゆる面から守らなければなりません。
地球を守る17の目標の一つにでもお役に立てればと活動をしています。
協賛していただける方々の応援をお願いします。