トライボランティア講座を支援しました

 座間市社会福祉協議会が主催する「トライボランティア」イベントに「災害のことを考えよう」というカテゴリーで「ざま災害ボランティアネットワーク」が支援させていただきました。

この企画は、コロナ以前には2日間を使って、社協・座間消防・ざま災害ボランティアネットワークの3者で「サマーボラスクール」という形で取り組んできましたが、時代の趨勢の変化によって応募者が少なくなってきてしまいました。当初は、120名も参加した実績も残してきましたが、子供たちも忙しくまた、学校の内申制度も変わり、ボランティア活動に対する変化の波に飲み込まれそうになりました。

 そこで、社協の担当スタッフの方々が知恵を絞り「それでも世の中にはボランティアをしたい」という人はいるはずだという思いを発信するというコンセプトで、今年から、年齢の上限枠を取り払い募集をかけたところ予想を超える参加者が集まりました。私どもが担当した「災害のことを考えよう」というカテゴリーにも18名の参加者を迎えることができました。

 災害救援ボランティアと大上段に構えることではなく、君たちは大規模な災害からは逃れることはできない。必ず大きな災害に見舞われる。だからこそその時のために「備え」なければならない。そのうえで、自分たちができることを「指揮者の下」で困っている市民の人々を助けて欲しいということを伝えることにしました。

 

➀ 災害食の体験をしました

 災害が発生した時に、限られた資源を材料として、「普段食べている」ものに近い食事を炊飯する体験をしました。公益社団法人SL災害ボランティアネットワークが取り組んでいる「非常用炊出し袋」を使って通常のコメをペットボトルで作ったメジャーカップで計量してコメを袋に入れて、これまたペットボトルで作った水を計量するまじゃーカップを使って袋の中に水を入れた後に、空気を抜いたのち方輪ゴムで縛って、約30分間そのまま静かに置いたのちに、沸いているお湯の中に入れて30分間茹でた後に静かに取り出して、袋の上部をハサミで切って、バスタオルを敷いた発泡スチロールの箱の中で30分以上蒸らすと「普段食べている」ご飯と同じものができます。

 

➁ 災害についての話

 座間市では全国の1747基礎自治体の中で唯一、危険を感じたら自らの意志で命を守る行動訓練である「シェイクアウト訓練」を11年間(2023年1月時点)継続的に行っています。君たちはそういう行動訓練を行っている市に住んでいる。ということで、緊急地震速報のチャイム音を流すとその場にいた、スタッフを含めた約30名の人が、身近にある机などの下にもぐりました。見事です。チャイム音から3秒間で私の視界から姿が見えなくなりました。

私は、少なからず他市から「災害に関する講演会」などのお話を頂き同様のパートを行います。残念ながら極めて反応が低いです。人がやる行動を見ながら「しょうがねぇやるか」的な方がほとんどです。人間はそんなものだと思いますので、あえて指摘はしませんが、この中の方々には、ケガをする人や運悪く死んでしまう人がいますねということを話しますが、「こんなことで命が守れるのかよ」という顔をされる方もおられます。残念です。

 このように、災害から「いのち」を守れないままに、防災教育と称することを」行っている教育機関や各種団体があります。それは、主催者の考え方なので敢えて問題とはしませんが、このように災害から身を守るという行動訓練が身についていれば、座間市は県央地区でも子供たちの被害者は少なくなると信じています。

私たちが伝える根本は、市民は「怪我をしない」「死なない」「火事を出さない」これだけです。これさえできれば地震からの被害は最小限に抑えられるはずです。その前提があった上で「さまざまな」話につながると考えるのです。そして3つのお願いをしました。(添付した写真を見てください)

 

➂ 防災ゲーム「ナマズの学校」をしました

 有名な防災ゲーム「ナマズの学校」をしました。災害の中残されてしまった子供たちがその中でどのようにして人々や自分を助けることができるかをテーマにしたカードゲームです。参加した人は、自分の手持ちのカードを使って出題された問題に挑戦していました。このゲームのテーマは「手に入りやすいもの」「使いやすいもの」を用いてそのものが持っている力を使って人を助けることにあります。

 それぞれゲームごとの正解の内容に合わせて「ナマーズ紙幣」でポイントを手に入れることができ、最後に得点に応じて一位から三位までには珍しい海外のコインお渡ししました。そして、参加賞として全員に、災害時に役に立つ「キャップライト」を差し上げました。

 最後に、防災ゲームの中の正解に「担架で人を運ぶ」というものがありましたので、実際に毛布を用いてけが人を安全な場所に移動させる体験をしました。力を合わせて、ZSVNのメンバーの方を約3メートル移動させることができました。

 

④ 炊出したご飯をおにぎりにしました

 講座が終わると、朝、炊出しをしたご飯ができていました。これを、ビニールの袋に移してふりかけをかけて「おにぎり」にする体験をしました。あんな袋でこんな風に「ご飯」できた。手を洗う水もない中で「ビニール袋(13号)」を使うと「温かなおにぎり」ができることを体感してくれたと思いました。

 

 座間市に災害が起きたら私たちを助けてもらえればと思いながらの活動でした。ご苦労様です。