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ICHI COMMONS ワクワク寄付コンペに通過しました。

        関東大震災祈念碑(横浜市山下公園)
        関東大震災祈念碑(横浜市山下公園)

 NPO法人 ざま災害ボランティアネットワークはICHI COMMONS様が募集しておりました地域活動団体を応援する企画《ワクワク寄付コンペ》に応募させていただきました。

2月15日 主催者であるICHI COMMONS様より当法人が支援を頂ける法人に選らばれたとの連絡を頂きました。

 この企画に応援してくださる企業様は、座間市小松原で電動機器の製造・開発・販売をされている三木プーリ株式会社様です。https://www.mikipulley.co.jp/JP/Company/Profile/index.html

私どもの活動を評価してくださっての支援に感謝申し上げます。ありがとうございます。

 三木プーリ様は、事業を世界的に展開されている会社ですが、特に、国内で事業所を展開している座間市並びに山形県米沢市で活動をしている市民団体に応援の手を差し延べてくださっています。

 私どもの活動は、当HPをご覧いただければお分かりだと思いますが、座間市を中心に神奈川県央域で「災害救援ボランティア活動」を通じて、市民の方々、行政、社協、教育機関、幼稚園・保育園、障がい者団体等に災害に負けない日常をどうやって作り出すか、万一、災害が起きてしまったときに、いかに連携して災害に対応することができるかについての普及・啓発活動に取り組んでいます。

 

 2023年9月1日は、あの大正12年の「関東大震災」から100周年を迎えます。

この地震については、当時の帝都(東京)の被害が多く発信されていたことから神奈川県の被害が埋もれてしまった感があります。しかし、神奈川県は全県域にわたって大きな被害を受けています。写真は、壊滅的な被害を受けた横浜市が、その災害瓦礫を海の埋め立て工事に使って作られた「山下公園」に残されている記念碑です。

 折から本年2月6日 我が国から遠く離れたトルコ共和国と隣接するシリアにおいてM7クラスの地震が連続して起きました。多くの建物が一瞬のうちに倒壊し両国を併せて5万人を超える国民の命がうしなわれてしまう様子が刻々と伝えられています。我が国も、いち早く「国際災害救援隊」を編成して現地に入り救出、捜索、救護活動に取り組んでいます。これは、2011年3月11日の東日本大震災で一番最後まで、被災地で活動を続けてくださった外国からの救援隊であったトルコ共和国へのお返しの気持ちだと思います。

 

 私たちは、次にこの地域を襲うとされている「首都直下地震」、「南海トラフ巨大地震」からの被害を最小限に抑えることが目的として市民目線からの「災害」への予防➡「減災活動」、そして災害が起きてしまった時公的機関の手が入ってくるまでの発災直後の対応➡「災害対応」について市民の方々へ伝えるべく活動を続けています。特に、地元座間市とは、市民と行政が手を取り合って取り組む「協働事業」を提案して約12年間、継続的に事業を行っております。

 

 被災地への物資や募金活動をはじめ、壊れてしまった被災地のコミュニティ再生のお手伝いの一つとして取り組んでおります「タイ焼きプロジェクト活動」は東日本大震災時には座間市民の多くの方々支援を頂きながら行ってきました。それは、原発から逃れてきた福島県大熊町をはじめ岩手県、宮城県、福島県沿岸部での活動(6年間)、そして西日本水害の岡山県、熊本地震の被災地である益城町、阿蘇市、北部九州豪雨水害の朝倉市、阿武隈川水害の宮城県丸森町等の活動に繋がってきました。

 

 私たちの強みは、被災直後の作業のみならず、再建の中でご苦労している被災地の方々の思いや体験をお聴きして、活動の中から学び得た知識や体験談の中にある事柄を、神奈川県に移植することです。それは、私たちだけではなく、被災地で知り合った活動者の知見を含めて伝えることに取り組んでいます。決して、背伸びすることなく身の丈に応じた支援活動を続けて参りました。

 

 約3年間にわたるコロナ禍の中で、人々は内向きになり気力・体力・資金力・繋がりも弱くなってしまい市民活動に参加できなくなっている現実があります。

いま、私たちはこのような「繋がり」の再生にも取り組まななければならないと思っています。頂きました、支援金は今後の活動の資金として大切に使わせていただきます。ありがとうございました。