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こそだて大作戦!ふみ出そう一歩前へ「家庭の防災講座」を行いました。

 今日は9月30日です。雨の9月も今日で終わり。今日は蒸し暑さが戻ってきました。明日からは、天高く馬肥える秋の10月ですね。

最後の講座も「こそだて大作戦」の講座で「こそだて家庭の防災」について勉強をしました。

この講座は、「心の育児サロン」という生涯学習課が募集して行うこじんまりとした講座です。

 今日の受講生は10名でした。保育付きですので「子別れのセレモニー」を終えて9時30分定刻に担当者のN職員のあいさつでスタートしました。

すでに、講座はシリーズが進んでいて受講生は、顔見知りということで自己紹介は省略して始めました。

 

 今日の、講座の内容は、自助と隣助の大切さ。家庭内での減災や災害対応情報の共有の大切さです。

神奈川県が発表している「地震被害想定」の資料があります。このような資料は往々にしてスーッと見て終わりになりやすいのです。しかし、大切な点は、掲げられている数値の「単位」に着目する必要があることを話しました。

「首都直下都心南部地震」が発災すると座間市では、全壊家屋が約800棟、半壊家屋が約3千800棟が発生することが想定されています。人口が12万9千人、世帯数が5万6千世帯という数字から見ると800棟って大したことないな…と見てしまいやすいのです。

ところが、1棟(ひとむね)という意味を理解しなければならないのです。戸建ての家が一戸倒壊しても1棟なのです。200戸が入っているマンション1棟が倒壊しても1棟なのです。単位は「戸」ではなく「棟」であるということはなかなか気づかない物なのですね。そのようなことを話してスタートしました。

 

 いつものように緊急地震速報のテロップとチャイム音を流して「シェイクアウトの安全行動」を確実に取れるかテストです。今日は、比較的スムーズな動きでした。動作を終えてから「シェイクアウト訓練」を知っていたかどうかを質問しました。10名の参加のうち4割の人が知っていたようです。座間市では、今年度で5回目の取り組み中ですがまだまだ浸透度合いは今一つです。さらに啓発に取り組まなければと思います。

 

 なぜ、この運動に取り組んでいるかということを話しました。

それは、テレビの池上さんなどによる「解説番組」などを見ていても地震の発生メカニズムの話の後に…では、何をそろえておくべきか式の短絡的な番組が、市民の方々に誤解を与えていることに危機感を持っているからです。「何をそろえるか」と考える前に「あなたは生き残れるのか?」ということを確認しなければならないのです。

長年にわたって、あの、鵜住居地区の防災教育を担当されてきた片田先生は「率先避難者になれ」ということを子どもたちへ愚直に教えてこられたのです。つまり、生き残る・・・「いのち」最優先行動を考えなければならないということです。

 私たちは、備蓄を否定しません。でも、その前に、「生きるための動作の備え」はどうなのかということを身に着けること…すなわち座間市の減災・災害対応施策推進のキーワードになっている「生き残らなければ何も始まらない」ということをしっかりと身に着ける、反射的に動作できるようになるためなのです。

 

 その必要性を体験する、災害のイメージトレーニング「目黒巻き」をしました。

この内容については、割愛させていただきます。(ざま災害ボランティアネットワークの講座を受講してください)

 

 今日の、受講生のなかには素晴らしい方がおられました。以前にもどこかの講座でお会いした方でしたが、自分なりにイメージトレーニングを積んでいるようでした。行動の手順もきちんと「緊急性」と「重要性」を切り分けて強弱をつけて書かれていました。とてもうれしかったです。

このように、水が静かにしみわたる感じで市民の中に「災害をイメージする力」と「対応力」が強化されてゆく姿を目にすると、この活動に取り組んできて良かったと思います。

 

人は、往々にして、講座などへの参加人員の大小を以て団体の企画の成功、不成功を判断されることが多いようです。

私たちは違います。決してやせ我慢で申し上げるのではなく、こじんまりした10名から15名程度の講座をたゆみなく進めることが必要だと思うのです。これからも、このようなコンパクトなサイズの180分コースの講座を進めてゆきたいと思います。

そして、学ばれた「減災・災害対応知識」を、いざというときに役に立つための「技」に変える「体験型 減災・災害対応トレーニング」に家族で参加していただき「知識を行動化する」ことができればと思っています。

 

 

 今回も、講座の最後に、「非常用炊出袋」で炊いたご飯の試食をしました。

日本全国広しといえども「非常用炊出袋」を販売している市役所は座間市しかないということをPRしておきました。帰りに買って行かれた受講生がいたようです。

これで知識が試食という体験を通じて非常用炊出し袋を備えるという行動になったのです。素晴らしいです。(自画自賛かもしれませんが、少なくとも「昨日と今日に変化が起き」たのだと思っています。それが、対応力の強化の姿ではないでしょうか?

ありがとうございました。