新マイ発電所(太陽光蓄電)プロジェクト


おまたせいたしました。

コロナの感染予防のために活動を控えておりましたプロジェクト、その間を使って新しいプログラムを考えておりました。いよいよ第二期のプロジェクトがスタートします。

ぜひ、大勢の方々の参加をお待ちしています。

 

《活動の目的》

私たちの「マイ発電所PT」は、① 「電気の基礎」を学んで、② 「我が家の必要な電力」を計算して、希望するサイズの、③ 「マイ発電(蓄電)所を作る」という3ステップを踏んだうえで

「自分の手で発電(蓄電)装置」を作る、まさしく、災害の中で生き延びるための「自助活動」そのものなのです(既設台数 83基)

 

Ⅰ 2023年 1回目のコースは次の日程で開催します。

 

①基礎編:「電気の基礎を学ぼう」      202312日(土曜日)9時30分~12時まで

 

②応用編:「我が家の電気の量は?」           826日(土曜日)9時30分~12時まで

 

③実践編:「自分の手で組み立てよう」            23日(土曜日)時30分~14時まで

 

会 場:➀、②は、サニープレイス座間(座間市総合福祉会館)・市役所となり 3階フリースペース

     

     ③は、地域作業所「かざぐるま」 サニープレイスから徒歩5分(参加者には後刻ご説明します)

     

     駐車場は、市役所駐車場をお使いください。

 

 

  

Ⅱ 選択タイプ(皆様の用途により機器の容量を選べるようになりました)

 

①小容量力タイプ ・・・・・・・・・スマートフォン充電・照明に絞った小型タイプ

 

②小容量・長寿命タイプ ・・・・照明とスマートフォン充電、低消費電力家電

 

③中容量タイプ ・・・・・・・・・・・上記のほか家電機器も動かせる中容量タイプ

 

④大容量高機能タイプ・・・・・ 短時間ですが電子レンジも動かせる大容量タイプ

 

 例えばあなたが②を選ぶと・・・・

 

②小容量・長寿命タイプの概要

 

蓄電容量:510Wh、太陽光パネル50W(100Wも可能) 

 

 出力:交流300W、DC12V-240WUSB(5V-2A)×6ポート

 

 出力の具体例 《灯り》 LEDランタン(3W5W)を約100時間点灯

 

             《情報》 20Whのスマートフォンを20回充電

 

             《暖房》 電気毛布“中”で12時間程度使用可能

 

 

Ⅲ 費用の概算

  セミナー2回と機器代金一式+組み立て指導料を含めて、②小容量・長寿命タイプで約6万円です。

  組み立ては、指導を受けながらご自分で組み立てて頂きます。工具類は当方が全て準備します。

  ただし、標準設置条件ですので、設置場所の関係でケーブルを長くしなければならないようなケース

  では超過分の費用を頂きます。なお、現在部品価格が流動的です。従って、2回目のセミナーの時に

  確定する価格を持って見積書を作成し、確認いただき「承諾書」を頂きます。申し込み後のキャンセ

  ルはお受けできませんのでご承知おきください。

  上位機種をご希望される方につきましては、用途を含めてご相談させていただきます。基本的な流れ

  は上記条件と同じです。

 

Ⅳ 申込方法

  本プロジェクト活動に参加を希望される方は、下記 資料ダウンロードタグをクリックしていただき

  案内書・申込書によってお申込みください。

  昼間は連絡が取りにくいですので電話などでの申し込みはできません。

  QRコード、またはメールでお願いします。

  セミナーの受講料(3000円)は、第一回のセミナー時に申し受けています。途中から不参加の場合

  でも返金は出来かねます。ご承知おきください。  

ダウンロード
マイ発電所PT 2023年8月コース案内書
A3チラシ原稿202308.pdf
PDFファイル 2.1 MB

2023年は関東大震災から100年


 我が国の地震の太平洋沿岸部では北方領土(国後・択捉など)から三陸、福島、茨城、千葉に至る線上、さらには海(駿河

 

灘)からいわゆる南海トラフ域、美、沖縄、石垣島に至る線上で多発しています。また、日本海沿岸部では能登半島付近、

 

鳥取県付近で地震の多発傾向が続いています。2023年5月5日にはM6.5の地震が発生して、いまも群発化しています。

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%BD%E7%99%BB%E7%BE%A4%E7%99%BA%E5%9C%B0%E9%9C%87

 

 

 20239月1日は、明治以降の大震災といわれている「関東大震災」から、100年を迎えます。(神奈川県は東京りも被害

 

が大きかった。横浜港の山下公園は、当時の瓦礫を使って作られています。)

 

過去の災害の歴史を見ると、巨大地震(M8以上)と巨大地震の間にはM7クラスの地震がある程度の規則性を持って発生

 

ています。 いま、私たちが備える地震は「首都南部直下地震」です。

 

 この地震が起きると座間市周辺では「震度6強」の揺れが想定されています。

 

その時、皆さんの家の電気はどうなるかを考えたことがありますか? 

 

「首都」が大規模地震で襲われたら、何をおいても首都の復旧作業が最優先になると思います。災害復旧に必要な

 

「人、モノ、金、情報」のすべてが首都へ向かってしまいます。このことから衛星市町村への復旧作業は遅くなること

 

が見えてきませんか?

 

エレベーターも動きません。マンションはどうなるでしょう?

 

介護の機器類も使えなくなります。様々な見方がありますが、「通電火災」を防ぐために、簡単に電気は復旧しない

 

ことを覚悟しなければならないと思います。無論、水道もダメになると思わなければだめです。

 

 

 もし、電気が無くなったら “スマホ世代”は、耐えられません。

 

頼みの綱のLINEも使えるかどうかもわからない!

 

携帯基地局が停止すれば通信はできません。オール電化の家は機能不全になる危険性があります。

 

 少なくとも、必要最低限の電気も「自助」しなければならないのです。皆さんもぜひ「自分の手で我が家の生命線」ある

 

「電気」について真剣に考えてこのプロジェクトに参加してください。

 

 


 首都圏を「大規模地震」が襲うと、インフラはほぼ停止してしまいます。

インフラにも様々なものがありますが、電気が止まると途端に私たちの生活は変わってしまいます。

2011年3月の「東日本大震災」でも首都圏は、電力が不足してしまい急遽「計画停電」が起きました。

戦後の生活をご存じの方は。理解できると思います。当時は、「休電日」という制度があり不足した電気をやりくりすることで戦後復興に取り組んだものです。

「ろうそく」はどこの家庭でも必需品でした。しかし、今はこんな生活に耐えられるでしょうか?考えてみてください。(注記)ろうそくはガス漏れなどがないことを確認して使ってください。


さほど気にしない市民の意識


私たちは、永年災害についてセミナー、疑似体験、訓練などを通じて「電気が止まったらどうなる?」という質問を投げかけてきました。

多くの方々は、「3日もたてば復旧するよ。それまでの辛抱だよ」「阪神淡路の時も3日後には通電したよ」という断片的な思いをで自分自身の不安を打ち消すような返事をききます。

本当にそうですか?

 たとえ3日間の電気が来ないことで支障が起きないでしょうか?電気は、私たちが気が付かないところで大きな役割を果たしています第一に水道です。水道を配水する施設は電気がないと途端に支障をきたします。このことは、水洗式のトイレを使えないことです。

 医療機関はどうでしょうか? 人工呼吸や透析の方々は「いのち」に関わってきます。家庭で介護をされている方は痰の吸引機が使えなくなります。放置すれば肺炎になるかもしれませんね。

 何よりも大変なものは「灯り」です。最近の子供たちは漆黒の闇というものを体験したことがないと思います。真っ暗な世界になります。その中で頼れるものは、懐中電灯(LEDライト等)、モバイルバッテリーからの充電、ハイブリットタイプの車があれば何日間かの電力を使うことは可能です。この状況の中で地震の後の「後片付け」をしなければならないのです。ガラスなどの破片が散乱した中で、しかも掃除機は使えません。どうしましょう。

 おそらくここまでお考えになる方はいないかもしれませんね。でも、3・11の時にはそれが現実に起きていたのです。


今までの活動から見えてきたこと


 ささやかですが災害時の電力を自分たちでまかない乗り越える私たちの取り組みは2014年から始まりました。すでに、約80機の太陽光を使ったバッテリーへの蓄電システムを配備してきました。そろそろ機械によっては、バッテリーの寿命もきて交換が必要になりそのアフターフォローも行っています。

 世の中の進歩は早く、当時はいろいろと問題が起きていたリチウム電池も最近では改良されて、安全性も高くなるともに価格も低下してきています。充放電サイクル寿命も数倍伸びています。

この流れを放置するわけにはなりません。

一方ではユーザーの要求も多岐にわたることが見えてきましたので、新しいシステムを提供できる検討を行ってまいりました。

基本は、災害時に最低限度の電気を供給するシステムであり、電気自動車のような期待はできません。

あくまでも、蓄電池はリン酸鉄リチュウム電池を使用し

➀ お手軽タイプ

➀ 基本タイプ

➁ やや高機能タイプ

③ 高機能タイプ

の4種類をご用意させていただき、皆様の用途に合わせて電気について学びながら、自分の手でくみ上げてゆくワークショップ形式を踏襲したいと考えました。

 市場には出来上がったものが出回っています。しかし、なかなか性能の説明を読まれてもWとWhはどう違うのか、その電池で何が、どの程度使えるのかということがわからないと思います。災害時に使うためには、日常の生活の中に溶け込ませて使っていなければなりません。そのあたりの使い勝手も含めてご案内できればと思います。



災害時電力の雑感


      富津市の被災住宅です
      富津市の被災住宅です

 《マイ発電所PJの背景》

2019年9月の台風15号は、史上まれにみる強力な台風だった。

ウィキペディア(Wikipedia)によると、

気象庁の情報では、台風は小笠原近海を北西に進みながら徐々に発達し、8日21時には神津島付近で再発達し中心気圧955hPa・最大風速45m/sの「非常に強い」勢力であると判定された。この勢力を保ったまま台風は三浦半島に接近、9日3時前に三浦半島を通過した[3]

台風の中心は東京湾に抜けて北東に進み、9日5時前には千葉県千葉市付近に上陸した[4]

台風が「非常に強い」勢力(JTWCの1分間平均風速ではカテゴリー3相当でJTWCではカテゴリー4レベルの風速とされた。)を保ったまま関東の至近距離まで接近するのは非常に珍しく、千葉市付近に上陸するときの勢力は中心気圧960hPa・最大風速40m/sの「強い」勢力であったが、上陸時の勢力は関東としては過去最強クラスとなった[5]

 

 この影響により千葉県全域並びに神奈川県、茨城県管内で長期にわたる停電が起こりいわゆる「ブラックアウト」が発生しました。その後、東電は他の電力関連会社の応援を得て復旧工事を進めて、おおむね9月13日現在の発表では2週間以内(9月中)に復旧の見込みとの発表が行われた。現在の電気が生活の基幹インフラとなってからこのような長期の停電が起きた例はなく多くの人々から東電への批判が続きました。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%A4%E5%92%8C%E5%85%83%E5%B9%B4%E5%8F%B0%E9%A2%A8%E7%AC%AC15%E5%8F%B7 

に詳しく書かれています。

 私たちは、風害による停電ということはあまり頭の中になく主に「首都直下地震」が起きた時の大規模災害時には確実に首都圏は、「ブラックアウト(電源喪失)」が起きることを考えてこのマイ発電所プロジェクトを取り組んできました。

すでに、ブラックアウトは2018年の北海道胆振東部地震の時に、全道にわたり電力の入力と出力のバランスが崩れたために連鎖的に電源喪失が起き、すべての生活の基盤のもとになっていた電力の供給が絶たれてしまいました。その記憶が薄れないうちに首都圏でまさかと思っていた電源喪失が起こり千葉市をはじめ千葉中心の市町から房総地域一帯に風害と合わさり電力がなくなりその災害の規模は急速に拡大してしまいました。https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/blackout.html に詳しく解説されています。千葉県下の停電事故の原因については現在所管する省庁や外部委員をを含めて検討されると思っています。