第32回 神奈川地域社会事業賞の授賞が決まりました

神奈川新聞社様よりご連絡があり、

「第32回神奈川地域社会事業賞」の受賞決定の連絡をいただきました。表彰式は12月7日とのことです。

 

約11年間、座間市を中心として東京都、神奈川県、千葉県等を中心として、市民を対象とした減災・災害対応活動並びに行政との減災に関する協働事業や学校防災教育授業支援活動、被災地への応急支援や復興地コミュニティー維持を目的とした「たい焼きプロジェクト」活動などが評価されての表彰だとのことです。

今年度は、県内から28団体の応募があり、外部委員を含む8人の審査員の方々による審査会で厳正な審査の結果だとの連絡をいただきました。

11年の間には、様々な災害がありました。また、活動の中心であった座間市でも防災行政に大きな変革がありました。

その一つが、神奈川県内で一番最初に取り組んだ「ShakeOut訓練」です。地震災害をはじめ、自らの「いのち」にかかわる危機があった場合に、身を守る行動訓練です。

 

 座間市は2020年1月23日に向けて8回目の訓練がスタートしました。

初回の2012年1月は、市内人口の3万人の参加を目指してスタートしました。その後、回を重ねるごとに参加登録人員は増えて、ここ5年間は、昼間人口の約50%を超える市民、事業者、教育機関、商業施設、公的機関などが参加をするまでに成長しました。

この活動が、高く評価され2015年3月に仙台で行われた第3回国連国際防災会議のパブリックフォーラムで発表の機会をいただくことが出来ました。そして、神奈川県も「かながわShake Out訓練」を導入することになりました。

 

 このような活動が引き金となり、座間市は避難所運営委員会を設置して、各避難所の開設・運営訓練を展開するに至りました。また、座間市はShake Out+1訓練にも取り組み、それぞれの部署の職員が自発的に地域防災計画に定められている災害対応業務を展開するまでに至りました。この成果は、2019年10月の台風15号並びに19号の時の対応にも素晴らしい成果を残すまでに至りました。

市民団体と行政が「協働事業」という形で、市民参加型の防災行政を推進できることは、「災害をわがことにする」という意識の強化につながるものと思っています。

 

 被災地支援においては、2011年3月11日のいわゆる東日本大震災への支援活動に取り組みました。その後、座間市民からの支援をいただきながら約6年間、東北被災地で私たち団体の特技であります「たい焼きプロジェクト」が被災地の仮設住宅の集会場や、災害救援ボランティアセンター、商業施設などを巡回して復興のお手伝いをさせていただきました。

その後、熊本地震、九州北部水害被災地である朝倉市、西日本水害地である倉敷市真備町などでも「たい焼き」をお届けしてきました。

 

 いつ来るかわからない災害は、市民にとっては最大の不安です。

多くの市民は、いざという時には市役所や県や国が助けてくれるという安易な依存的な考え方が多かったのですが、私たちの活動を通じて、「自助」の必要性さらには「隣助」の大切さを知るようになったと思います。

地域コミュニティーが溶け始めている現代社会で発災直後に頼れるのは「隣助」(向こう三軒両隣)だということを伝え続けています。その後、そのつながりが広がるにしたがって「共助」が機能するということをひたすら伝え続けております。

 

 そして、究極の自助とは「避難所に頼ることのない被災後の生活」を構築することだということの啓発を続けています。

これらは、各地被災地を巡って、被災者の方々からお聞きした生々しいお話などから私たちなりに感じた教訓です。

 

 今、私たちは、災害時の空白地帯となる「児童ホームの防災事業」を座間市と協働で取り組んでいます。共働き世帯が多くなる中で子どもたちは「児童ホーム」の利用度合いが高くなってきています。

一方では、3・11の教訓として自治体は、帰宅困難者を抑制する施策を打ち出しています。つまり災害直後の帰宅はしない。企業内で留め置くことが原則になりました。

その時、空白地帯で戸惑うのは「児童ホーム」の利用者である「児童」です。この子供たちの「いのち」を守るシステムが安全側に機能することが大事だと思うからです。

 

 さらに、東日本地震からの教訓で基に「マイ発電所プロジェクト」という活動も行っています。私たちの心配が当たったのが、北海道胆振東部地震そして今年発生した千葉県下を襲った「ブラックアウト」です。電気も「自助」なのです。この活動もさらに強化して進めてゆこうと思います。

 

 私たちは、今回の表彰に奢ることなく私たちは「できることを、できるときに、できるだけ」の精神で災害で「死なない」「けがをしない」「火事を出さない」という基本中の基本行動の普及啓発に取り組みたいと思っています。

この受賞は、皆様方の暖かいご支援でいただけた賞だと思っています。今後ともご支援をお願いします。


令和元年10月怒涛の3日間

 暦は早くも10月です。神無月ですね。出雲では全国神様サミットが行わrウェているのでしょうね。

ざま災害ボランティアネットワーク(ZSVN)は、公社SL災害ボランティアネットワークの受託事業を2つこなしてきました。

 

 実は、今年はZSVNでは、2人の体調不良者がいまして戦力的に落ち込んでいます。

しかし、行いの良い仲間の団体には良いことがあるのです。2月の公社SL災害ボランティアネットワークが開催しました、SL県央相模原講座を修了した3名の方が、ZSVNのメンバーに入ってくれたのです。

1名の方は現役でありなかなか平日の活動には参加しにくい状況ですが、Kの二乗の2人の方は非常に意欲的に活動に参加してくれます。今回の二つのイベントにも参加してお手伝いしてくれました。最初は何もできなくてもよいのです。参加する中で自分の特性に合った分野の活動を探していただければよいと思っています。

 

① 県立座間高校宿泊防災訓練への支援

 10月4日から5日は、県立座間高校の宿泊防災訓練でした。

参加者は生徒約30名、先生10名、地域の方(近隣自治会)5名、座間市職員3名、ZSVNメンバーが6名が参加し総勢約55名の訓練が行われました。

 

本訓練は、4月から数回にわたりZSVNと学校が打ち合わせを重ねて訓練計画を詰めて、詳細計画を作り上げてきました。学校の担当者であるN教諭、M教諭の熱意にはこれはこちらも負けずに応援しなければならないという気持ちがわいてきました。

 

 現実には、避難所は公設・民営であり、学校の生徒は災害時には「守られれる対象」となります。しかし、彼らも年々成長をして行き、やがて社会人となって自発的行動ができる人になるはずです。その予備的な体験としてこの訓練を成功させたいというのが担当教諭の思いでした。

当初、何を中心に進めるかということでっ学校と私たちと意見が分かれましたが、結局は「クロスロード・HUG」を中心に避難所に避難してくる人を迎え入れて事情を聴きだして、その被災者をどこに収容するのか・・というトリヤージュを行うこと。その間に提示される様々な外的要因に対してどうやって対処するのかについて考えてもらうことにしました。

 

実際には、私たちのレッスンプランも若干の未消化の部分や、学校とのタイムテーブルの擦り合わせが不十分な点もあったことから必ずしも、先生方の狙い通りになったかという評価は振り返りの会議でお聞きして今後の役に立たせたいと思っています。しかし、生徒の反応は決して悪くなく興味を持ってくれたと思っています。

 

座間市も、ZSVNも基本的には、災害が発生しても、避難所に来なくてもよい安全な生活空間を作り上げておくことが大切であるという、「気づき」に気づいてほしいというのが願いです。果たしてアンケートの結果がどのようなものになるのか楽しみにしています。

 

事前打ち合わせで私たちが強く願した、訓練中の作業の安全管理、素手での作業厳禁。災害食の体験、配食にあたって、衛生管理を厳重にすることだけはお願いしてきました。これについては本当によく守ってくれました。私たちが展示した、避難所内への三角テントの設置作業も、軽々とやってのけてくれました。

 

私たちメンバーは、5日は21時まで活動をして、自宅へ戻りました。翌朝は6時に再度集合して災害用炊出し袋による作業を支援しました。いつも持参するメジャーや漏斗をあえて忘れて、現場で使用済みのペットボトルを使ってメジャーを作って作業をすることも見てもらいました。炊飯係の家庭科の先生もなるほどという顔をされていました。

焚きたてのご飯によるおにぎりとみそ汁で各人それぞれ語り合いながら朝食摂っていました。

朝食、避難所の清掃を済ませていよいよ振り返りの時間が始まりました。これも驚くほど充実した形でまとめてくれました。私たちも先生の授業の進行方法を学ぶことが出来ました。ありがとうございました。

そして、各グループの発表が行われました。これも、さすがに座間高生という感じでまとめていましたし、各班の発表も持ち時間の3分を見事に使い切り、避難所の意味合い、災害についてもっと知りたい、避難所へ来ないという意味が理解できたさらに、将来への展望を含めて提案が行われました。

その一つが、生徒会の中に「防災を考えてゆくグループ」を作って地域の方々と交流出来たらという意見が提示されました。素晴らしいことです。これこそが学校における「自助」でありまた地域との「共助」の実現につながることだと思いました。

 

私も、講評を求められましたので私からは、素晴らしい活動だったこと。もう一つ、この地盤の脆弱なことをきちんと理解して欲しいこと、隣には座間養護学校があります。災害時に特に助けが必要な方々が学校生活を送つています。ぜひ、何かあった時には、我が身を守り、友人を守りあった後に、養護学校と連携して支援体制ができるような形になって欲しいことをお願いしました。さらに、私たちは一人では生きてゆかない。社会的にも健常者と障がい者などがうまく循環できる社会の創造にも目を向けてほしい。この行事が、継続されることを願ってということで終わりにしました。

 

最後に、校長先生から、ご自分の若い時代に受けた被災体験をもとに災害の恐ろしさ、助け合う大切さについてお話をされ、今回の取り組みについて素晴らしい成果だったと思う。今後この学校の存在価値を高めるものにしてゆきたいと思うということを話されました。

 

 この企画を計画、推進担当をされたNそしてM教諭の情熱には感動を覚えました。

こういう学校とつながることが出来てことを幸せに思っています。ありがとうございました。参加してくれたメンバーの方もこの体験を通じて加入した団体ZSVNの存在価値の大切さを知っていただけたと思っています。引き続きお願いします。

 

②愛川ふれあいの村「ファミリー防災キャンプ支援事業」

 

 5日から6日は、標記の事業の支援に向かいました。9時20分に座間高校を後にして会員は、13時愛川集合ということで別れました。

私は、訓練で使用した資機材を倉庫に入れて自宅に戻り改めて愛川町に向かいました。

12時40分ごろには会場へ入りました。身体の節々が痛みを感じています。悔しいけど仕方がないですね。この事業は、ふれあいの村が毎年開催している企画でしたが、今年は、県の広報に掲載されなかったために参加家族は例年を大幅に下回り約10家族でした。

 

この訓練にも何回かの打ち合わせが行われましたが、今一つ、私たちが持っている災害に関するコンセプトと防災キャンプという先方のコンセプトの間のずれが埋まらないままになりましたが、私たちは依頼されたパートについては全力を挙げて取り組もうという思いで参加しました。

 

三角テントの展示とファミリーの希望者に体験をしてもらいました。その後、避難所というものがどういうものなのかということを熊本益城町の総合体育館の例を取って話しました。さらに、被災するということについて、特に東日本災害の写真を参考に話をしました。驚いたことには「大川小学校の悲劇」について知っている方が2名しかいなかったことでした。

一通りの説明が終わりましたので、保育園や児童ホームをを利用されている方がいると思いますが、引き取りの順番を考えていますか?と質問しました。「小さい子から」とか「大きな子から」という声が聞こえてきました。

私は、それは災害というイメージがご自分のものになっていないから答えられないのだと思います。決して急いで引き取りに行く必要はないのです。児童ホームや保育園は最後まで責任をもって預かってくれるのです。

 

もしあなたが、子供を引き取ってから家に戻り家の中を片付けることを考えてみてください。「家具や危険物が散乱している中に子供をどこに置くのですか?」第一、キャップ式のライトはお持ちですか? 片手に懐中電灯をもって一人でどうやって片付けるのですか? というと「ああそうか」という顔が見えてきました。

先ずは、我が家の被害状況を確認して、子供が安全にいられる場所を作り、厚手のブルーシートなどで安全な場所を作ってから引き取りに行かなければならないのです。

 

災害というものは自分の都合よい形で被害は出ないのです。そのように、災害の本質をきちんと見極めることが防災ということにつながるのです。

と言いながら、「TVを固定している方?」と質問すると数名が手を上げました。どうやって固定していますか?というと「粘着のジェルシートで」という答えでした。

 あのシートには経年劣化があります。固定は必ずワイヤーを使って、TV台につなげることが大切です。

「ガラスの食器棚を使われている方?」とお尋ねするとパラパラと手が上がりました。

 

備えで一番大切なことは「出す」ことに備えなければならないのです。

次は、「飲む」ことです。

そして「食う」ことです。

さらに、デマに窓合わされないようにするために信じるに値する情報を入手することです。そのためには「電気」も自助しなければならないと思っています。

今日は会場に私たちが取り組んでいる「マイ発電所PJ]の成果物を展示しています。

この程度のもので十分です。携帯、スマホ、PC、プリンター、トランシーバーの電源や灯りが取れます。何よりも乾電池のゴミが出ません。このような備えをせざるを得ない状況にあります。原発は頼れません。電気は輸入できません、発電機は夜は回せません。などということを話させていただきました。

 

ちょっと厳しいかなと思いましたが、確実に首都を襲う地震を前にあまりにも呑気な雰囲気に危機感を感じました。

 

終わって、相談コーナーの時間ですが、皆さんお疲れなのか数家族の方が、熱心に質問をされてきました。写真を撮ったり、値段を聞きに来られました。

このイベントは、もう一歩深堀をする必要があるのではないかと感じました。

21時 後にして自宅へ戻りました。

 

6日は、「ナマズの学校」のゲームが行われました。ZSVNから指導員が参加しましたが時間的に短く物足りない中途半端な感じだったようです。

こうして、連荘の宿泊訓練を行ってきました。参加された皆さん本当にご苦労様でした。

 

 怒涛の3日間はこうして終わり、月曜日からまた新しい打ち合わせが始まります。市内自治会や学校からのオファーが並んでいます。さらに、たい焼きPJも動きます。はーっ。

 

座間高校訓練アルバム

愛川ふれあいの村 ファミリー防災キャンプアルバム


防災ピクニック 快晴でした!!

今年も開催しました。

いつも天気でやきもきするこの企画今年は最高の天気でした。

11月4日振替の休日でした。8組の家族に参加していただけました。

このイベントの狙いは、パパがいないときに災害が起きたらママと子供はどうなるの?ということをイメージしながら、家族の「いのち」を守り 我が子を守り切るために普段からどのようなことを気を付けておかなければならないのかについて実技を入れながら短時間ですが学んでみようという企画です。

 

参加者の方の受付を済ませて、公園内の日当たりの良い温室のようなお部屋で代表から「小さな子供を持った家族の災害」ということで、①日ごろの備え、②地震などの突然の災害への対応、③一時(いっとき)集合場所への集合、④安否確認、携帯をむやみに使わない、パパとは連絡が取りなくても良いように普段から約束をしておく、⑤ママ友つながりは災害に時にはあまり役に立たない。水平のつながりよりも垂直のつながりを作っておこう…ということの話を聞きました。

 

外に出て、非常用に役に立つ「ブルーシート三角テント」の作り方の体験をしました。

これも、必要な物がなければできないので、家庭には2間×3間(3.6m×5.4m)のブルーシート、布のガムテープ、細引きひもを10mくらいは備蓄しておくように話しました。

今日は、サンプルの三角テントは、見事な姿で立っていました。

 

ざま災害ボランティアネットワークのメンバーが手順を追いながら説明をして建てた後に壊して、参加者が総出で作りました。

やはり、いつものパターンでしたが、ロープのしばり方に来ると、三角テントのことは忘れてしまいロープワーク教室になってしまいました。ロープワークは別の機会に学んでください。今ではユーチューブでもたくさん出てきます。

そんな作業を積み重ねて見事に出来上がりました。公園に散歩に来られた一般の方も興味深くみていました。このテントは災害時には威力を発揮すると思います。

 

室内に戻って、Tインストラクターの話がありました。

果たして何をどのくらいそろえるのが良いのか・・・そしてその重量はどのくらいになるのか?実際のセットで体感してもらいました。離乳期前後の乳幼児の場合には、子供の分で水を入れて約8キロぐらいになります。それにママの荷物、子どもを抱えて避難所へ行くのでしょうか? 果たしてゆきつっけるのかについて実際にもって歩いてもらいました。

 

私たちは、むやみに避難所にはゆかないことを薦めています。ある意味申し訳ないですが避難所は地獄のような場所です。特に、乳幼児を抱えて、初動期に入っても身を置く場もないです。であればどうするか? 避難所に行かなくても良い環境を作ることなのです。最近、どこの自治体も「自助」を強く前に出しています。読み方によっては80%ぐらいは「自助」というニュアンスです。

 

私たちは、被災地の避難所の支援に入った体験からも避難所にはゆかない生活を平時から作っておくことを薦めているのです。

持ってゆく食糧についての話もありました。そこで、各人が持参した災害食を食べる体験をしました。多くの方はコンビニで購入したと思われるカップ麺を持ってきました。

私たちは、カセットコンロを用意してお湯を提供できる体制を取っていましたので、参加者は何気なくお湯を入れておいしそうに食べていました。

実際の避難所では、そんなに簡単にお湯の提供は期待できませんし、避難者が多ければ順番待ちになります。そのようなことを考えてTインストラクターは、あらかじめ水を入れたカップうどんを準備していました。それを参加者に食べてもらいました。赤ちゃんも食べていました。スープの量をコントロールすれば薄味の離乳食になります。真冬では厳しいですが、暖かいものといっても赤ちゃんは熱いものは口に入れられません。ママが口の中で温めながらならば食べることはできると思います。

 

最近、注目の液体ミルクの試飲もしました。Tインストラクターから、余ってもよその人に分けることはしない、まだ缶を開けたばかりならばシェアーは可能ですが、哺乳瓶などに入れたものを回し飲みすることがないようにとの注意があり、イラスト入りのリーフレットを配布しました。

 

和やかなうちにピクニックは無事に終えることが出来ました。

どうか、参加してくれたファミリーは災害で悲しい思いをしないようにしてくださいね。

お手伝いしてくれた皆さんありがとうございます。

0 コメント

令和元年度座間市総合防災訓練に参加しました

 令和の年の最初の座間市総合防災訓練に参加しました。例年の通り、中央会場とは別に座間市地域防災計画に沿って、座間市総合福祉センターを地域会場にして「災害救援ボランティアセンター開設・運営訓練」を行いました。

座間市社会福祉協議会とざま災害ボランティアネットワーク、座間市が連携して開設運営を行います。今年度からは三者がセンターて参集して行われました。天候は台風15号を控えながらも好天で暑さの中の訓練になりました。

 私たちの訓練想定は、9月4日に首都を襲う(M7.3)の地震が発生して、県央域にも甚大な被害を受けた。その後、市内各所の被害への対応が進み始めて3日後に災害救援ボランティアセンターの開設が可能と判断されたという想定で進められました。

 このような、訓練想定がどうなるのかによって、災害救援ボランティアセンターの状況も変わってくるはずです。3日後、座間市社会福祉協議会職員も自宅や、近隣への応急対応が終わって職場に出勤できた。災害ボランティアのメンバーも同じく、地区の応急対応を済ませて周囲の人々へ「私は、ざま災害ボランティアネットワークのメンバーなので災害救援ボランティアセンターの開設作業に参加してきます。よろしくお願いします」と断って参集することになるはずです。

したがって、スムーズな開設はできないと思います。

今年も、午前9時の開設宣言が終わり、参集出来てメンバーの手で倉庫から開設用の資機材を運び出してスタートしました。(事前にすべてが準備されていて訓練が開始されるという甘い設定の訓練は役に立たないと思います)

 

 座間市社会福祉協議会とざま災害ボランティアネットワークは毎年2回の定期訓練を行っています。毎年使うマニュアルも、それぞれの訓練終了後、振りかえり作業で出された課題を整理して、それぞれの組織から参加するメンバーによって見直しを行って改訂を重ねています。このことも多くのマニュアルでも見落とされています。マニュアルは、作った瞬間から劣化するものです。常に新鮮な情報を記載し、行動を簡潔にできるようにしなければならないと思うのです。

 

 今年も、駆けつけボランティア役には、座間市ボランティア連絡協議会の方々をはじめ、近隣自治会の会員の方々のお力をお借りしました。しばらく中断していました、依頼先へのボランティアの派遣作業も行いました。ざま災害ボランティアネットワークは7基の351デジタル無線機による通信テストを兼ねて取り扱いの訓練も行いました。座間市は非常にコンパクトな市です。したがって、座間市社会福祉協議会を中心基地局と想定して情報の取次作業を行えば、市内全域をカバーできます。351の無線機は免許は不要でので誰でも使うことが出来ます。1回の通話時間は3分と制限されますが、災害時の情報は「いつ、どこで、誰が、何のために、何をした」ということを簡潔に伝えるだけですので十分な機種です。

 

 災害救援ボランティアセンター訓練と並行して中央会場(座間小学校)には、災害救援ボランティアセンター・サテライトを出しました。ここでは、会場付近に派遣されるボランティア活動者へのサポートを目的としています。訓練会場内ですので、災害救援ボランティアセンターというマイナーな組織のPRも行います。当然、1基の無線機を置いて情報の収集などを行い災害救援ボランティアセンターのサポートを行います。

特に、市内外からこの地域に派遣されるボランティア活動者への地図情報なども押さえて具体的には活動ボランティアさんに対して派遣先までの道案内などを行うほか、被災され生活面で行き詰っている方々を探し出す活動なども行うことになると思います。

 

 中央会場では、地区の自治会や自主防災会などの一般市民の方々の姿もありましたが、9月になっての真夏を思いだすような暑さのせいで例年よりも少なかったように感じました。

会場では、体験型を含めて市民の方々が参加する演目での訓練が行われたあと、緊急地震速報が流れシェイクアウト訓練を皮切りに初期消火活動、通報活動が行われて消防団が地区の消火作業や救援作業を行う形で進行し、対応ができないことから(想定)大きな災害になるとの判断で消防隊、救急隊、救助隊そして、自衛隊、米軍消防隊などが出動して総合的な救出訓練が始まり11時50分終了しました。

 

 災害救援ボランティアセンター訓練も、予定通りに進められて参加してくださった活動ボランティアさんからの意見をお聴きするグループと、実際に災害救援ボランティアセンターを開設運営に参加したメンバーからそれぞれ気づいた点や、質問が出されました。最後に、参加者全員が感想を付箋に記入して終わりになりました。

今年度は珍しく写真を撮影しました。熱い中の活動ご苦労様でした。

 

0 コメント

ZSVN10周年記念 東日本震災遺構見学会

            女川夢ハウスの昼食
            女川夢ハウスの昼食

 ざま災害ボランティアネットワークは2008年7月に発足して厳密には11年の活動を重ねてきました。

この、10年間の活動になかで何と言っても印象的な災害は「2011年3月11日」に発災した「東日本大震災」と呼ばれる災害でした。この災害からすでに8年4か月が経過しました。この間も私たち団体は、被災地への復興のお手伝いをさせていただいております。

 

 この災害があった後に、私たちの会に加入された会員の方もおられます。

このような大規模な災害再び来てほしくはありませんが、災害があったのだ!ということを知っていただき、今後の活動の参考にしてもらえたらということから、小さな企画でしたが駆け足で農業ボランティアと災害遺構見学会を詰め込んだ企画を提案して承認をいただき8月9日(金曜日)から8月11日(日曜日)まで石巻市から遠野市までを足早にめぐってきました。

 

 私たちの東日本震災支援活動の原点は3・11直後から呼びかけをした「被災地へタオル・毛布を送ろうと」いう活動から始まりました。短期間でしたが、送り先を座間市と災害相互協定を締結している秋田県大仙市にお願いして、約1万8千枚のタオル類と約400枚の毛布を送ることが出来ました。

 

 その後は、座間市社会福祉協議会と協力し東松島市の被災住宅地域の側溝の泥だしや、真冬の釜石仮設住宅で行った「すいとんとたい焼き」の炊出しなどを行ってきました。

また、神奈川ボランティアステーションが企画した陸前高田市から大槌町にかけて行われた瓦礫の整理や、避難所での支援活動に参加しました。また、神奈川県が遠野市に設けた「金太郎ハウス」を使っての活動にも参加してきました。

 

 これとは別に、組織内に立ち上げた「たい焼きプロジェクト」活動を通じて東北地方での支援を続けています。いまだに収束の兆しが見えない福島県双葉郡の原発避難者への支援も行っています。

今回は、東北支援活動の中から生まれた、女川町高白浜にある「夢ハウス」でのボランティア活動も織り込ませて実施しました。大川小学校、南三陸町の旧防災庁舎跡などを見学して気仙沼市に入り、「ボランティアの宿 若芽」に宿泊して意見の交換をしました。

 

 翌日は、2019年3月にオープンした「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」(旧向洋高校校舎)を見学したあと、陸前高田市気仙中学(車窓見学)、一本松(車窓見学)を経て陸前高田道の駅(タビット)を見学すべく現地へ向かいましたが、残念ながら遺構保存整備工事中のために中を見ることはできませんでしたが海が見えなくなってしまった防潮堤の景色を言葉少なに見つめてきました。果たして誰のための防潮堤なのか・・・何かすっきりとしない気分でした。

 

 釜石市、大槌町にも回りたかったのですが時間の関係でカットして、遠野市消防本部敷地内に建てられた「3.11東日本大震災遠野市後方支援資料館」を見学して、遠野風の丘を経由して座間市へと戻ってきました。

 

 参加者は、総勢20名でした。内訳は、ざま災害ボランティアネットワーク会員が12名、ざま災害ボランティアネットワークの活動に支援を続けているSLかながわネットの皆さんや座間市社会福祉協議会職員等8名の方が参加してくださいました。

 

 参加者の6割の方は、この間何回か被災地へ足を運んだ経験があります。初めての方には理解できなかった部分もあったと思いますが多くの参加者は、「復興は進んでいる」、「いや進んでいない」という複雑な思いを持たれたと思います。

 気仙沼伝承館は参加者全員が初めてだったと思います。よくぞここまで保存してきたものだと感心しました。

また、遠野市に設けられた3.11東日本大震災遠野市後方支援資料館」は、今後、首都直下地震が発生した時の神奈川県の後方支援基地として想定されている、相模原市、県央各市の防災行政に携わる方々の参考になるのではないかと思いました。機会があればぜひ見学に行かれることをお勧めいたします。

 

 この企画でざま災害ボランティアネットワークは、新しい時代に入ったと思います。

学校における「防災教育」は強化され私たちのところにも研修やセミナーの依頼が増えています。座間市の福祉避難所の取り組みもスピード感を持ち進めなければならないと思います。災害をTVの中の出来事ではなく、「わがこと」として生き残るための訓練、生き延びるために必要な「備え」「関わり」をどのように展開して子供たちが生き抜き、新しいまちづくりに参加できる体制を構築することが必要ではないかと思います。

 

 ざま災害ボランティアネットワークはこの先も、次の世代を担う人材の育成に取り組んでゆきます。ぜひ皆様方のご支援と声援をお願いしたいと思います。  

続きを読む 0 コメント

ざま災害ボランティアネットワーク活動10周年報告会

 ざま災害ボランティアネットワークの活動10周年報告会を4月27日(土曜日)サニープレイス座間 多目的室を会場にして開催しました。

 

 史上初めての10連休の初日の午後の開催ということでどれほどのお客様にお越しいただけるかと心配しておりましたが

座間市長遠藤三紀夫様、芥川神奈川県会議員、上沢市議会議長、教育長、消防長、座間市社会福祉協議会会長、災害救援ボランティア推進委員会委員長代理のご来賓の方に参していただけました。

 

 その他、活動の中でお世話になっています、市会議員、関連団体の責任者、市長室長、危機管理課長をはじめ、市役所の主要部署の責任者の方々にお越しいただきました。

さらに、私たちの活動でいつも支援をしていただく「公益社団法人SL災害ボランティアネットワーク」の「かながわネットワーク」のSLメンバーも駆けつけてくださいました。

 

 報告会の進行は私どもの高橋会員が担当しました。

 

 司会の指名によって代表の濱田が挨拶をさせていただきました。

代表は、本団体の誕生のいきさつから、10年間の活動を振り返ってそれほどの長さは感じないままに今日に至った。何よりも現座間市長が就任して以降、大きな変化が出てきた。市長は、第4次総合計画に着手したが、その根底に流れていた文脈は、行政と市民との協働で市政を変えてゆこうという意思を感じた。相互提案型協働事業がその一端だと感じ、私たちの防災・減災の思いを、この制度を使って実現できるという喜びを感じたことについて話がありました。

 

 今では座間市の「冬の防災訓練」として位置付けられている「シェイクアウト訓練」が実施されたいきさつについての裏話もありました。

私たちが取り組んできた課題は、災害で「死なないこと」、「けがをしないこと」、「生き残った「いのち」を守り生き抜くことを中心に活動を展開している。特に、学校の防災教育に重点を置き防災・減災は教えるのだはなく「感化」させることに重点を置いて取り組んだ結果、今年度は、素晴らしい教育を展開できた例があったことの報告がありました。

 

 ここ数年、団塊の世代が会社を退職しても「地域活動」に出てこない。しかし、地域に無関心ということは何か事があるときに、様々な問題が起きてくることが想定されることが心配であること。代表としての使命は、この団体が唯一団体として活動が継続できる仕組みを構築し、後継者に渡すことがであることについて話して、これからの支援をお願いする旨の挨拶がありました。

 

 司会は、来賓の挨拶をお願いし、遠藤市長が「ざま災害ボランティアネットワーク」が、市民はもとより、行政職員にも影響を及ぼしたことについてお話をされました。自治体の防災行政は取り組みだせばきりがない。その中にあって、「いのち」を守る行動訓練が実現し、さらにプラス1という行動訓練によって、各持ち場がテーマを持って対応について取り組むようになったことは、素晴らしい効果をもたらせてくれた。いつ来るかわからない災害だが、行き着くところは「自助の強化」だと考える。その点に焦点を絞った活動は、いざという時に役に立つと思う。市内には様々な状況があるが、住民の方がまとまって防災活動に取り組むという、意識啓発をここまで進化させてくれたことについて感謝の言葉をいただきました。

 

 続いて、芥川 薫議員は市議から県議へ出て議会での活動の中心は、防災と警察の行政について取り組む委員会の中で活動をしてきた。これからも、この点に重点を置いた議員活動をしてゆきたい。ざま災害ボランティアネットワークが、市内で活動していることは、市民が常に防災について考える機会を持てることだと思う。これからの活動にも期待をしたいという激励のご挨拶がありました。

 

 市議会議長の上沢 本尚市議は、国が打ち出す防災に関する施策は、県を経て各自治体に降りてくる。実施は自治体の責任となる。自分としては、これらの施策が市の力に合うような調整に努力をしている。ざま災害ボランティアネットワークは、地域の活動の中で、行政が言ったら炎上するようなことを、被災地からの経験や学びから得た例を使って、わかりやすく実情を伝えてくれていることを知っている。このような、緩衝する組織活動は重要なことだと思い活動に敬意を持っている。今後とも、座間市の安全・安心行政が円滑にできるように協力を願いたいというご挨拶があった。

 

その後、来賓の紹介が行われそれぞれの席から挨拶をいただいた。

 

 司会から、ざま災害ボランティアネットワーク10周年実行委員会が制作した映像を上映する旨の紹介があり、担当の山岡会員が作品を映し出した。

現実には10年間、様々な活動を行ってきました。その写真、資料は膨大なものです。それらすべてをご覧いただくのは無理なので、いくつかの柱を立てて構成しました。見ていると往時を思い出すことが多く、こんなにもたくさんの活動に取り組んできたのかと会員の皆様の力の大きさや強さを感じました。

映像は、10分以内ということでしたが、これは捨てられないないという思いが強く、結局12分程度になってしまった。思いを伝えるにはあまりにも短い時間でしたがこれもやむをえないと思い涙を呑んでこの作品に至りました。

皆さん、真剣になってご覧いただきうれしく思いました。

 

 上映が終わったころを見計らって、会場の後ろのテーブルの上には、私たちが被災地で「笑顔と元気」を差し上げる「技」を実現した名物の「たい焼き」が入場しそのたい焼きを試食していただきました。

日本茶やコーヒーも準備し気持ちよく過ごしていただけるようにしました。たくさんの方が、たい焼きを「おいしい」「おいしい」と笑顔で言って食べてくださいました。それを見て、やってよかったと思いました。

その他、写真や、訓練に使う資機材の一部をご覧いただき、体験することが出来るように展示していましたが、体験をしてくれるお客様もいらっしゃいました。

 

 会員は全員でお客様の接待にあたらせていただきました。お疲れさまでした。

私たちが願っていた堅苦しくない報告会、楽しい報告会になったと思います。

来場された方々には、ごあいさつ状と記念品+ZSVNのザマリンバッジを差し上げることが出来ました。

 

 次の団体が、会場を使う予定がありましたので、お客様のSLの方の力をお借りして、片づけをすすめました。

そののち、会場を移して「懇親会」を行いました。防災オタクが集まったので「防災・減災」の話が出てくるのかと思いましたが、今日の報告会は素晴らしかったというお褒めの言葉を皆様方からいただくことができ大変うれしく思いました。

ありがとうございます。また、新たな活動が始まります。

続きを読む 0 コメント

2018年度定期総会が行われました

 ざま災害ボランティアネットワークの第11回の定期総会がサニープレイス多目的室で開催されました。

設立総会を1回として数えましたので丁度10年目の総会となりました。

 

今回は、総会後にざま災害ボランティアネットワークの「活動10周年報告会」が行われることになり、その準備も重なりメンバーは朝から大忙しでしたが、宮本、山岡副代表の指揮で準備が進められました。

 

午前10時に、司会の高橋さんの進行で総会が始まりました。

まず、総会成立要件の確認が行われ、出席者、委任状の件数の合計で正会員の過半数の件数を満たしており有効に成立することが確認され報告されました。

 

代表より挨拶が行われ、2018年度の活動の概要並びに10年間の活動の感想が述べられました。挨拶詳細はここを参照してください。

 

議長選出は、事務局が提案した宮本さん議長に推薦する案を出席者全員が承認し

宮本副代表が議長となって、議長が橋本会員を書記として指名し議事が進められました。

 

今期の総会の議案は、

    1号議案 2018年度活動報告並びに決算案承認の件

    2号議案 2019年度活動計画並びに予算案承認の件

    3号議案 役員任期満了につき選任の件

です。

議長の進行で、代表並びに会計担当、監事より出席者へ報告並びに説明が行われました。議案の概要は、ホームページ右側に開示させていただいております。

 

 2018年度の活動にあたっては、計画に掲げた案件は、達成度には若干の差異がありましたが、ほぼ順調に進行できたこと、特に、ここ数年来、自然災害が多く、被災地への支援作業に取り組んだこと、その中から私たちが学んだことを、それぞれのセミナー、講座、訓練の中で参加者に伝えてきたことが報告されました。

 

 来期2019年度の活動は、3年がかりで担当課と調整を重ねてきた、「学童ホームの防災強化事業」が協働事業の審査会で審査を通過して実施されることになったことが報告されました。

 計画案の中で、災害が多く被災地へ入って活動する会員が限られてしまっていること、その一方、被災地へ入ったことがない会員も増えてきたことから、今期は、できる限り被災地の姿、そこからの教訓を学ぶ場所に実際に入って「災害の遺構から学ぶ」活動を計画していることが提案されました。

 

 その他、会員の方から役員が完全に無報酬で活動されているのは、活動に十分に参加できない会員としては心苦しい思いもある。規約の改定が必要な事項であると思われるが、そろそろ考えてもよいのではないかという提案がありました。

議長から、三役会、運営委員会に諮り今後検討する課題にしたい旨の回答が行われました。

 

 3号議案の来期の役員に就いては、代表、副代表、会計は再任で現在の執行部が引き続き担当すること、監事には、露木監事より新しく高橋亜規子さんが監事に選出する案が承認されました。

この際、代表から新しい運営委員会並びに事務局員については執行部に一任させていただくことを提案し承認されました。 

11時20分 議長は総会議案のすべてが終了したことを述べて総会は終わりました。

 

こうして、新しい期の活動がスタートします。

会員は、13時から行われる当団体の「活動10周年報告会」の準備にかかりました。ご苦労さまでした。

 

0 コメント