· 

防災ピクニック 快晴でした!!

今年も開催しました。

いつも天気でやきもきするこの企画今年は最高の天気でした。

11月4日振替の休日でした。8組の家族に参加していただけました。

このイベントの狙いは、パパがいないときに災害が起きたらママと子供はどうなるの?ということをイメージしながら、家族の「いのち」を守り 我が子を守り切るために普段からどのようなことを気を付けておかなければならないのかについて実技を入れながら短時間ですが学んでみようという企画です。

 

参加者の方の受付を済ませて、公園内の日当たりの良い温室のようなお部屋で代表から「小さな子供を持った家族の災害」ということで、①日ごろの備え、②地震などの突然の災害への対応、③一時(いっとき)集合場所への集合、④安否確認、携帯をむやみに使わない、パパとは連絡が取りなくても良いように普段から約束をしておく、⑤ママ友つながりは災害に時にはあまり役に立たない。水平のつながりよりも垂直のつながりを作っておこう…ということの話を聞きました。

 

外に出て、非常用に役に立つ「ブルーシート三角テント」の作り方の体験をしました。

これも、必要な物がなければできないので、家庭には2間×3間(3.6m×5.4m)のブルーシート、布のガムテープ、細引きひもを10mくらいは備蓄しておくように話しました。

今日は、サンプルの三角テントは、見事な姿で立っていました。

 

ざま災害ボランティアネットワークのメンバーが手順を追いながら説明をして建てた後に壊して、参加者が総出で作りました。

やはり、いつものパターンでしたが、ロープのしばり方に来ると、三角テントのことは忘れてしまいロープワーク教室になってしまいました。ロープワークは別の機会に学んでください。今ではユーチューブでもたくさん出てきます。

そんな作業を積み重ねて見事に出来上がりました。公園に散歩に来られた一般の方も興味深くみていました。このテントは災害時には威力を発揮すると思います。

 

室内に戻って、Tインストラクターの話がありました。

果たして何をどのくらいそろえるのが良いのか・・・そしてその重量はどのくらいになるのか?実際のセットで体感してもらいました。離乳期前後の乳幼児の場合には、子供の分で水を入れて約8キロぐらいになります。それにママの荷物、子どもを抱えて避難所へ行くのでしょうか? 果たしてゆきつっけるのかについて実際にもって歩いてもらいました。

 

私たちは、むやみに避難所にはゆかないことを薦めています。ある意味申し訳ないですが避難所は地獄のような場所です。特に、乳幼児を抱えて、初動期に入っても身を置く場もないです。であればどうするか? 避難所に行かなくても良い環境を作ることなのです。最近、どこの自治体も「自助」を強く前に出しています。読み方によっては80%ぐらいは「自助」というニュアンスです。

 

私たちは、被災地の避難所の支援に入った体験からも避難所にはゆかない生活を平時から作っておくことを薦めているのです。

持ってゆく食糧についての話もありました。そこで、各人が持参した災害食を食べる体験をしました。多くの方はコンビニで購入したと思われるカップ麺を持ってきました。

私たちは、カセットコンロを用意してお湯を提供できる体制を取っていましたので、参加者は何気なくお湯を入れておいしそうに食べていました。

実際の避難所では、そんなに簡単にお湯の提供は期待できませんし、避難者が多ければ順番待ちになります。そのようなことを考えてTインストラクターは、あらかじめ水を入れたカップうどんを準備していました。それを参加者に食べてもらいました。赤ちゃんも食べていました。スープの量をコントロールすれば薄味の離乳食になります。真冬では厳しいですが、暖かいものといっても赤ちゃんは熱いものは口に入れられません。ママが口の中で温めながらならば食べることはできると思います。

 

最近、注目の液体ミルクの試飲もしました。Tインストラクターから、余ってもよその人に分けることはしない、まだ缶を開けたばかりならばシェアーは可能ですが、哺乳瓶などに入れたものを回し飲みすることがないようにとの注意があり、イラスト入りのリーフレットを配布しました。

 

和やかなうちにピクニックは無事に終えることが出来ました。

どうか、参加してくれたファミリーは災害で悲しい思いをしないようにしてくださいね。

お手伝いしてくれた皆さんありがとうございます。