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26年度シェイクアウトキックオフ講演会が開催されました。

11月6日。今日は、2015年(平成27年)1月23日に実施する第3回目の「座間市いっせい防災行動訓練(シェイクアウト 2015 in ZAMA)」のキックオフ講演会がハーモニーホール座間大ホールを会場にして開催されました。


座間市は24年度から、神奈川県の市町の中で最初となるいっせい防災行動訓練実施に取り組みました。

シェイクアウト訓練は、最近は認知され始めましたが導入当時は「シェイクアウト?」と聞き返されるケースが多かったのです。

座間市の取り組みの大きな特徴は、行政と災害ボランティア団体が「協働」で取り組んだことでした。

さらに、提唱会議の提言に忠実に取り組みました。訓練実施にあたって「ロードマップ」を敷いて単に指定された日時に身を守る訓練をするのではなく、その訓練の日に向かって市民全体が「災害についての学び」を重ねてゆくことに取り組んでいることに特徴があり高く評価されています。


座間市では26年度もロードマップを敷いて取り組んできました。そして、本日、来年1月23日の訓練に向けて一層の弾みをつけるためのキックオフ講演会となりました。

講演会の冒頭に、副市長からの提案で過日、広島市並びに長野・岐阜県境の御嶽山で被災されて亡くなられた方に対して1分間の黙とうを行い哀悼の意を表しました。


今年の講演は二部構成にしました。

第一部は前陸幕長でありました君塚栄治氏をお迎えしました。氏は、三年前の3・11発災当時、東北方面総監の職にありました。災害発生と同時に我が国初の災害時統合指揮官として三軍を統括して被災地での自衛隊の活動のすべてを指揮された方です。

氏のかつて誰も体験したことのない大規模災害の中で体験されたお話を聞かせていただきました。その内容はこんな短い時間の中でお話をいただくのが失礼な気持ちがするような中味の濃い話でした。

指揮官として自衛隊員に求めたことはただ一つ「すべてを被災者のために」ということだったという言葉を聞き涙がにじんできてしまいました。私自身も大昔、自衛官として災害派遣を体験し衝撃的な体験をしているだけに胸にしみました。3年半を過ぎないとお話ししにくいこともたくさんあったのだと思います。

また、今後、首都圏を襲うであろう首都直下地震に対する備えについても触れましたが、究極は「自助」でありそれを補完する「互助」そして「共助」であるということでした。


これは、私たちが日ごろに活動の中で市民の皆さんにお話ししていることと同じだった…自信を持つことが出来ました。公助は公を再建するための活動が最初であること…何よりも「生き残って助ける人にならなければならない」ということのようです。


第二部は、東京大学地震研究所の教授であられる平田 直氏の「地震災害 正しい知識と備え」というテーマでお話をいただきました。氏は、大学の地震予知センター長の他、国の地震災害のプロジェクトのリーダーとしてのお仕事をされています。

冒頭に、座間市で起こる地震と災害予測という身近な切り口から入られて、首都圏で起こりうる地震のリスクについて丁寧にわかりやすくお話しいただきました。様々な予測が出ているが、ほぼ確実に大規模地震は来るということがわかりました。それを防ぐ手立てはないわけであることから、私たちにできることは「減災」と従来以上の備えが必要であることをお話しされました。

それは、首都が機能マヒになることから従来のような首都から離れた場所での災害とは質が異なる・・・すなわちそう簡単には救援の手は届かないことが見えているということを伝えたかったのだと思いました。

私自身、先生のお話は何回も拝聴させていただいてまいりましたが、今回の講演は本当に市民向けにわかりやすく話していただけたと思います。


先生は、究極生き残らなければならない…発災直後は我が身を守ることしかない…その思想が「シェイイクアウト訓練」であるということを話されて会場で実際の緊急地震速報の音声を流されました。聴衆の反応はいまひとつでしたが、とにかく反射的に行動できなければならないと感じました。

先生も君塚氏と同じことをおっしゃっておられました。「自助」がほぼすべてなのですね。


会場には約600名の方が参加してくださいました。ありがとうございました。

安全防災課職員、ざま災害ボランティアネットワークメンバーが総出で対応をさせていただきました。行き届かなかった点はお許しください。

おかげさまで、26年度のシェイクアウト訓練の事前登録者数は、11/6現在 12,693名となりました。今年度は5万名の参加登録を目指しています。皆さんも年素子登録をされて訓練へ参加してください。

ご来場ありがとうございました。