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愛川町、相模原市の防災講座、体験型講座を支援させていただきました。

7月6日です。今日は暑かったですねえ。なんだか東京地方は梅雨が明けたとか…本当ですかね? 梅雨明け宣言した後に雨が続くことって多いですよね…私たちの活動も「熱中症」に気を付けないとだめですね。すでに平常時から「枯れかけて」いるからですね。
今日も、忙しい一日でした。

 永年、一緒に活動をさせていただいています座間市の隣町、愛川町のI氏がとうとう「愛川町住民提案型協働事業」を実現させて「愛川町地域密着型災害ボランティア養成講座(初級編)」を実現させました。この努力には敬服します。たった一人で始められた活動をここまで成長させた努力に精いっぱいの「よくやったコール」を贈りたいと思います。という関係で、最初の講師としてお招きをいただきました。

 

 「災害時におけるボランティアの役割」というのが与えられたテーマでしたが、いかにも「臭い」テーマ(ごめんなさい)なので私がいつも使っている「災害からいのちをまもるために」タイトルテーマにさせていただきサブタイトルとして「災害救援ボランティア活動とボランティアネットワーク」ということでお話をさせていただきました。
 私は講座の最初に私が「何者なのか」ということを必ず話すようにしています。ここでいう「私」とは私個人の紹介ではなく、「私たちの活動単位」である「ざま災害ボランティアネットワーク」と連携して活動している「社協」を含めて「災害救援ボランティア推進委員会」そして神奈川災害ボランティアネットワークの仲間を含めて紹介しています。そして、座間市における災害ボランティアの活動コンセプトを話すことにしています。これは大事だと思います。講師がどこの学校で何を学んで、どんな活動歴があり・・・云々という講演会がありますが私自身これが苦手なのです。大した高校も出ていない大学も半ば放校に近い状態でやめてそのまま今日に至っているわけですから・・私個人の話をしても「何だこいつは」と思われます。だから「ざま災害ボランティアネットワーク」の活動のコンセプトを紹介することにしています。

 

 突然、室内に「緊急地震速報」の音声を流しました。受講者は一瞬「何?」「何の音?」という感じでスクリーンでフラッシュを続けるテロップを見つめています。私が「地震!! 身の安全の確保をしろ」と言いながら愛用の(笑い)ストリーム・ホイッスルを吹くと何となくお互いに顔を見合わせながら、モソモソと机の下にもぐり始めました。全員がもぐるまで約24秒・・・・地震の本震に間に合ったかどうかというぎりぎりかもしれません。「はい 元の位置に戻ってください」とお願いしました。

 

 最近はどこの会場でも、緊急地震速報に対する反応が鈍くなってきています。3・11以降の講座では、本当に素早く防御姿勢を取る姿が見られました。
結局、「のど元過ぎれば熱さ忘れる」ということなのでしょう。日本人の良いところとも悪いところとも言われいますね。
 今回の講座では特に話をさせていただいたのは、避難するということは「避難所」へ行くことではないということに重きを置きました。最近、災害ボランティアの講座でHUGが多く行われていますが、私自身はあまり感心しないと思っています。それについては機会があったら書かせていただきます。
 私は、住民の人が「避難所」に行かないで済むような対策を講じることが大事であるということを話しました。我が国の住宅の工法は外国に比べると驚異的な強度を持っています。いわゆる「筋違工法」です。新耐震の基準の家屋は一瞬で倒壊、崩落ということは少いといわれています。それは東日本大震災の現状を見させていただいても正しいことを確信しました。大切なのは、「避難所」ではなく「一時(いっとき)避難場所」へ移動(集合)をするということなのです。それは、余震から身を守る知恵なのです。一波の地震に耐えた家も、余震に耐えるかどうかの保証はありません。それと火災です。火災が起きた時に備えるためです。そのあとは、地区・地域で助け合いながら「自宅周辺」で生活を継続することが大事なのです。これが「隣助」という考え方なのです。
 私は、何をさておきこのような減災・災害対応講座の今日的なテーマは、参加者個々人が「生き残らなければ何も始まらない」ということを理解ではなく「納得して」それに対して「いかに対策を講じるか」ということへ導いてゆかなければ砂漠に水を撒くことになります。生きていてこそ家族を守ることが出来ます。その後に、災害救援ボランティア活動」が出来るのです。

 

最近、国や県は「自助」「共助」を市民の責務ということを明記しました。これは素晴らしいことです。私が10年間あらゆる場でい何時ぢ毛てきたことです。
後半は、ざま災害ボランティアネットワークがどのような活動をしてきているかということその活動の集大成の一つに「座間市いっせい防災行動訓練」ShakeOut訓練の活動についてお話しさせていただきました。
主催者がどのようン考えられてかはわかりませんが、住民だけではできない活動ですし、行政だけでもできない活動です。要は「協働」なのです。どうか、愛川町の活動がますます発展してゆくことを期待しながら帰ってきました。

 

 そして、車で約35分、相模原市谷口台小学校の「親子防災講座」に途中から参加しました。
この企画は、学校の保護者の校外委員会という組織が企画して行っているもので、ざま災害ボランティアネットワークが支援するのは、今年で3年目です。毎年委員の方は交代されますが毎年委員の方が知恵を出し合って「変えてゆく」努力が見られるお手伝いさせていただいている私たちも本当にやりがいのある企画です。今年も新しいヒントをいただけました。さっそく活用させていただきます。
今年は、スタッフを含めて90名強の方が参加され、非常用の炊飯袋の使い方、災害とはとはという講話を聴いた後、実技を行いました。実技は、水運び、ロープワーク、防災グッズ、家具固定、ガラス飛散防止グッズの展示体験を行いました。暑さが厳しい中での体験学習でしたが親子で一生懸命取り組む姿はほほえましく感じました。
終了後、校外委員のお母さま方の意見をお聞きしました。イベントへ向けて取り組むプロセスが充実していて災害について様々なことを考える機会が出来た。このイメージを持ち続けたいという感想でした。
お手伝いしてくださいました、スタッフの皆様そしてZSVNのメンバーの皆さんご苦労様でした。